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電子書籍端末koboTouch(コボ タッチ) レビュー「本・書籍通販検索」管理人のY.Nです。2012年7月19日、楽天より電子書籍端末「koboTouch」(コボタッチ)が発売されました。管理人も「koboTouch」を入手しましたので、このページでは、楽天の電子書籍端末「kobo Touch」についてのレビュー記事を掲載させて頂きます。 koboTouchレビュー - 目次
kobo(コボ)とは?「kobo」(コボ)は、カナダのkobo社の社名であり、同社の開発する電子書籍端末の商品名でもあります。kobo社は、2011年11月に日本の楽天市場(楽天株式会社、以下楽天)に買収され、現在は楽天の子会社となっています。 今月の19日より楽天が販売を開始した「kobo Touch」(コボ タッチ)は、kobo社がアメリカ・カナダや欧州で販売していた同名の端末を日本向けにローカライズしたものになります。 kobo Touch基本スペックkoboの公式サイトやマニュアルに記載されている基本スペックは、以下の通りです。
以上のスペックは、http://kobo.rakuten.co.jp/introduction/より抜粋 一般的な文庫本のサイズがA6判で105mm×148mmとなりますので、文庫本よりも気持ち大きめの外観に新書程度の厚み(10mm)というのがkobo Touchの端末サイズと考えれば間違いなさそうです。 また、koboTouchの利用には、パソコン(Windows or Mac)を使った初期セットアップが必須になります。購入した端末を充電すればすぐに使える、というわけではありませんので、この点は注意が必要です。 kobo Touchフォトギャラリーここでは、kobo Touchの写真画像をご案内します。実機を見ていない人にも端末のサイズがわかり易いようにコミックスや文庫本、iPad等との比較写真も掲載しています(各画像をクリックで大きな画像を表示)。 kobo Touchファーストインプレッションここでは、koboTouchの第一印象を記載します。開梱して、koboTouch本体を手にした際に感じたのは、想像していたよりも「重い」です。もちろん、片手で長時間持てないような重さではありません。7インチクラスのタブレットPCが350〜400グラム程度に対し、6インチのkoboTouchは185グラムなので、それと比較すると十分に軽いと言えます。 ただ、インターネット上のレビューで「軽い」という感想を事前に目にして、実機を手にした第一印象は、思っていたほど軽くはないな、というのが正直な感想です。 koboTouchとほぼ同サイズの新書が120〜130グラム程度なので、185グラムのkoboTouchは新書よりも4割ほど重いことになります。両手で持つには十分すぎるほど軽いのですが、読書端末として長時間片手でホールドすることを考えると、もう少し軽い方がより望ましい、と少々辛目の評価をさせて頂きます。 本体の質感は、決して悪くありません。フォトギャラリーでも述べた通り、本体外装はマット調のプラスチックで、高級感こそないものの、適度な重量もあるせいか安っぽい印象はありません。また、裏面のエンボス加工が滑り止めの役割を果たし、ホールド感も良好です。 本体の剛性についても問題はなさそうです。実際の耐久性については、現時点で評価することはできませんが、少なくとも、手に持って本体のたわみやスイッチ類のがたつき等を感じることは全くありません。 7980円という販売価格を考慮すると、価格に見合うだけの質感や剛性は十分に備わっているというのが管理人のkoboTouchというハードに対する第一印象になります。 電子書籍端末としてのkoboTouchの評価続いて、koboTouchの電子書籍端末としての評価を記載します。電子書籍端末としての評価は、「ハード」と「ソフト」の2面から評価します。「ハード」というのは、koboTouch本体の表示品質や動作速度など電子書籍端末としてのハードウェアの部分、「ソフト」というのは、電子書籍を購入する仕組みや、本の品ぞろえ、購入した電子書籍を管理する等のソフトウェアの部分です。 電子書籍端末は、この「ハード」と「ソフト」の両面が十分に機能しないとユーザーを満足させることはできません。管理人の「ハード」「ソフト」に対する評価は以下の通りです。なお、各点数は100点を満点とします。
ハード : 60点 かなり厳しい評価ですが、現時点で、電子書籍端末として万人にお勧めできるものではないというのが管理人の正直な評価です。「ハード」の部分については、7980円という価格を考慮すると及第点を与えてもよい仕上がりだと思いますが、「ソフト」の部分の使い勝手に大きな問題があります。 それでは、koboTouchの何が良くて、何が問題なのか、「ハード」と「ソフト」に分けて解説させて頂きます。 ハードウェアの評価.1 - 電子ペーパーの表示品質についてここでは、koboTouchのハードウェアとして評価を記載します。まず、このレビューを読んで頂いている方々が一番気になるであろう電子ペーパーの表示品質についてです。 koboTouchの表示部分は、一般的なタブレットPCに採用されている液晶ディスプレイではなく、E-ink社の電子ペーパー「E Ink Pearl」が採用されています。電子ペーパーは、その名の通り、印刷物の特性を電子的に再現したもので、画面の書き換え時以外電力を消費しない、長時間見ても疲れにくい(目に優しい)といった特性があります。 koboTouchの電子ペーパーの表示品質は、文字を表示・閲覧するという点に絞って評価すれば、悪くありません。電子ペーパーを見たことない人に、電子ペーパーの表示品質を説明するのは難しいですが、電卓のモノクロの液晶表示をより鮮明にしたようなもの、と考えて頂ければわかり易いかと思います。 ただ、電卓の液晶表示の場合、画面を斜めから見ると表示が薄くなったり、2重に見えてしまいますが、電子ペーパーの場合、斜めから見ても表示が薄くなったり、二重に見えたり反転したりといったことが全くありません。 実機の電子ペーパーをほぼ真横から見ても、表示されている文字のコントラスト等の変化は全くといっていいほど感じないので、視野角に関してはほぼ180度の有効視野角を持っていると思われます。この視野角の広さは、電子ペーパーの優れた点であると言えます。 次に、画面の解像度と文字の表示品質についてですが、紙と同じような鮮明さはありませんが、読書するには十分な品質はあるといっていいでしょう。画面の解像度(ピクセル数)についてのデータは、公式には公開されていないのですが、実機の電子ペーパーを見た印象では、画面の縦横比などから推定して800×600ピクセル程度ではないかと思われます(※)。 koboTouchの電子ペーパーの画面サイズは約9cm×12cmなので、仮に800×600ピクセルとすると、表示解像度は約170dpiということになります。商業印刷における印刷解像度は一般に300から350dpiと言われていますので、koboTouchのそれは、文庫本や新書の半分程度の表示解像度ということになります。 最後に画面の描画速度についてです。電子ペーパーはその性質上画面の描画速度が遅く、動画の表示には向きません。電子書籍端末の場合、基本的に、文字を固定して表示するので描画速度の遅さはさほど問題とはならないものの、後述するページ送りの際の「残像現象」や「ページリフレッシュ」といった問題がありますので注意が必要です。 なお、ページ送りの際の描画速度、ページAからページBに移動した際の描画速度は、0.8〜1秒程度ではないかと思います。早くはないものの、決して遅くもありません。次のページの描画が遅くてイライラするといったことは(少なくとも、管理人は)ありませんので、本を読むという点においては実用の範囲内ではないかと思われます。 以上の評価をまとめると、本を読むという用途に限定すれば決して見難くはないのですが、かといって、紙の印刷ほど鮮明でもない、というのがkoboTouchの電子ペーパーに対する管理人の率直な評価となります。 ハードウェアの評価.2 - 残像現象とタッチ操作についてこの項では、koboTouchのハードウェアで気になった点をいくつか挙げていきます。 まず、koboTouchの電子ペーパーを見て最初に気になったのが、電子インクの「残像現象」です。残像現象は、あるページから次のページに移動した際に、前ページの表示内容が表示ページにうっすらと残像として表示される現象です。 管理人は、電子ペーパーにこのような現象があることを知らなかった為、当初初期不良を疑いました。ネットで調べたところ残像現象があることを知り、電子ペーパーの特性であると理解はしたものの、電子ペーパー自体がまだまだ発展途上の表示デバイスであると思わざるを得なくなりました。 なお残像現象は、koboTouchの設定を変更することで改善は可能です。ホーム画面左上の「設定」アイコンをタッチして、メニュー内の「設定」ボタンを押して設定画面を呼び出します。設定画面内の「読書設定」をタッチすると、「ページリフレッシュ」という設定項目があります。 初期設定では、「ページリフレッシュ」が「6ページ」に設定されていますので、これを「1ページ」に変更すると残像現象は改善されます。残像現象が気になる方は、一度「ページリフレッシュ」の設定変更をお勧めします。 そもそも、この「ページリフレッシュ」は何かというと、電子ペーパーの全表示を白黒反転させて、文字通り画面の表示をリフレッシュ(リセット)する処理です。初期設定ではこれが「6ページ」に設定されていますので、6ページ分ページ移動する度に1回、リフレッシュの白黒反転処理が実行される仕組みです。 そして、「ページリフレッシュ」を「1ページ」に設定変更した場合、1ページ、ページ送りする度に画面のリフレッシュ処理が実行されますので、前ページの残像は残らなくなります。ただし、ページ送りする度にリフレッシュの白黒反転処理が実行されるようになる為、ページ送り時の画面のちらつき感が増すことになります。 次に、koboTouchのタッチパネルの反応についてです。koboTouchには操作ボタンがほとんど付いていない為、電源のON/OFFなどを除いたほとんどの操作は画面をタッチすることで行います。その肝心のタッチパネルの反応があまり良くありません。 例えば、ページ送りの操作、koboTouchでは、画面の左辺をタッチするとページを進めて、右辺をタッチするとページを戻るというページ送りの基本操作があるのですが、このようなタッチの範囲が広い操作の場合は、比較的、タッチの認識率は悪くはないようです。 これに対して、ボタンを押すような操作、画面の特定のポイントをタッチするような操作の場合、うまく認識してくれないことがしばしば起こります。例えば、各種設定メニューなどを選択すると、サブウィンドウが開いてそのウィンドウの右上に閉じるボタン「×」が表示されるのですが、この「×」ボタンを押しても反応しないことがあります。「×」ボタンの中心を指の腹でしっかり押さないと反応しないようです。 また、koboTouchには辞書機能が備わっています。選択した文字の意味を表示してくれる便利な機能のはずなのですが、肝心の文字選時のタッチの精度・反応が悪く、うまくタッチに反応しなかったり、タッチした場所とは全く別の文字が選択されたりします。 タッチ操作がメインの機械で、タッチの反応が良くないというのは、やはり問題があると言わざるを得ません。 ソフトウェアの評価.1 - 完成度の低いデスクトップアプリこの項では、koboTouchのソフトウェア、書籍の購入・管理システムについての批評を記載させて頂きます。 現状、koboTouchでは電子書籍の購入方法は2つあります。1つは、koboTouchから直接、インターネットに接続して書籍を検索・購入する方法、もう一つは、koboのデスクトップアプリを使って、電子書籍を検索・購入する方法です。 ハードウェアのレビューで述べた通り、koboTouchの電子ペーパーの描画速度や操作性は今一つなので、koboTouch本体を使って本を検索したり、購入したりするのは、あまり実用的ではありません。 必然的に、管理人を含め多くのユーザーはデスクトップアプリを使って、本を検索したり購入する事になると思われますが、そのデスクトップアプリの完成度か低く、使い勝手が良くありません。 では、デスクトップアプリがどのようなものか、具体的に本の検索を行ってみたいと思います。検索の対象に選んだのは「宇宙兄弟」です。 「宇宙兄弟」は、近未来の宇宙開発と宇宙を目指す兄弟を描いた小山宙哉先生の漫画作品です。管理人も大好きな作品です。大手の出版社の発行するコミックスとしては珍しく、新刊のコミックスの発売とほぼ同じタイミングで電子書籍も発売されています。 この「宇宙兄弟」をデスクトップアプリで検索した結果以下の通りです。 まず、検索結果画面ですが、上のキャプチャ画像を見て頂くと分かる通り、タイトルに巻数が表示されていません。「宇宙兄弟」というタイトルの作品が18件並んでいるだけです。これでは、1巻はどれか、最新刊はどれかというのが全く分かりません。 また、検索結果をソートする機能もありません。「宇宙兄弟」というキーワードに対する検索結果が並んでいるだけです。 次に、作品詳細画面についてですが、検索結果画面から詳細画面に移動しても巻数は表示されていません。また、発売日などの情報が一切記載されていない為、発売日から巻数を推測するといったこともできません。かろうじて、作品画像に「1」と入っているところから、この作品はおそらく宇宙兄弟の1巻だろうと分かる程度です。 これでは、とても作品を購入する気にならない、そもそも、巻数も確認できないのであれば購入できません。また、前のページに戻る機能がなく、例えば、作品詳細画面で、デスクトップアプリ左上の「戻る」ボタンを押すと、1つ前の検索結果画面ではなくホーム画面に戻る為、また最初から検索をやり直す必要があります。 ISBNコードによる検索も試してみましたが、ISBNコード検索には対応していないようです。宇宙兄弟1巻のISBNコードは、ISBN10で4063726746、ISBN13で9784063726749ですが、どちらで検索を行っても検索結果に該当の書籍は表示されませんでした(※)。 このように、デスクトップアプリは、koboTouchの発売にあわせて、とりあえず動くものを作ったという感が強く、とても本を購入したくなるような品質ではありません。 ソフトウェアの評価.2 - 取り扱う電子書籍の数はどの程度か次に、電子書籍ストアで最も重要な、書籍の品ぞろえ、取り扱っている電子書籍の点数について検証してみます。 koboの公式サイトによると、「koboイーブックストアでは、日本語で約3万冊、日本語以外の言語も含めると240万以上のタイトルの電子ブックがラインナップ」とありますので、日本の書籍は3万点程度販売していることになります。 では実際どの程度の品ぞろえなのか、手っ取り早く知る方法として、「出版社」名で本を検索し、その検索結果数から品揃えを推定してみたいと思います。 一言に出版社といっても、日本には無数の出版所が存在しますので、管理人の思いつく30社ほどをピックアップして、その出版社名で検索を行っています。検索結果は以下の通りです。 なお、以下の表の件数は、2012年07月23日時点でのものです。
まず、注意事項としては、koboデスクトップアプリには、詳細検索機能がなく、出版社名を対象にした絞込み検索はできない為、上の表の数字は、フリーワードによる全文検索の検索結果の件数となっています。 また、検索対象には、有料の電子書籍のほか、無料の青空文庫の作品を含まれるため、上記件数についてはあくまで参考値程度に見て頂きたいと思います。 また、koboデスクトップの特性して、検索キーワードを品詞分解して、分解したそれぞのキーワードで検索を行っているようです。例えば、上記表の「筑摩書房」「早川書房」「富士見書房」の3つは、216件と同じ件数になっています。これは、「筑摩書房」は、「筑摩」+「書房」という風に品詞分解して、「筑摩」もしくは「書房」というキーワードに一致するものをすべて検索結果として表示し、「早川書房」「富士見書房」も同様の処理を行っている為に、「書房」と付くキーワードはすべて同じ件数になっているものと思われます。 試しに、「筑摩」で検索すると件数は「0件」になりました。この216件というのは、ほとんどが「早川書房」と「富士見書房」の書籍件数と思われます。 また、少年画報社についても、上記表に「52件」とありますが、これも「少年」+「画報社」に分解して「少年」に一致する作品が検索結果として表示されていました。実際、「少年」で検索すると同じ52件が表示されました。検索結果を見る限り、少年画報社の出版物は見当たりませんでしたので、少年画報社の出版物は(キーワード検索で調べる限り)0件だと思われます。 ここで調査した件数は、あくまでフリーワード検索で検索した結果なので、検索に引っかからない出版物が登録・販売されている可能性もありますが、koboTouchで購入可能な日本の電子書籍は、現状かなり少ないと言っていいと思います。 総評 - デスクトップアプリの早急な改善をハードウェアとしてのkoboTouchは、おおむね想像していた通りの品質で、7980円という価格を考えれば及第点の電子書籍端末だと思います。問題は、デスクトップアプリの品質と本の品ぞろえです。現状のアプリの品質・品ぞろえでは、おそらくほとんどのユーザーは、購入可能な本が少ないこともあり、デスクトップアプリで本を買うことはないでしょう。 レビューを書くにあたって、本を一冊でも買おうと思っていたのですが、「宇宙兄弟」の巻数が表示されないのを見て、本を買うのをやめました。巻数が表示されないのは、デスクトップアプリの不具合というよりも、登録されているデータの不具合の可能性もありますが、正式にサービスを開始しているにもかかわらず巻数表示も満足にできないのは、明らかに運営会社である楽天の責任です。 また、ネット上の批評を見ると、初期のセットアップやインストールで躓いているユーザーも少なからずいるようで、楽天や価格コムのレビューでもかなりの辛口コメント・批評が見られます(※)。 まずは、デスクトップアプリの機能を早急にアップデートして、検索して検索結果を並べ替える、きちんと前のページに戻る、巻数や発売日などの詳細情報を表示するなどの当たり前の機能を実装しないと、端末を購入したユーザーが書籍を購入せずに離れて行ってしまう事になるでしょう。 現在、koboTouchの購入を検討されている方は、年末まで様子見をしておくことをお勧めします。年末までには、Amazonのkindle(キンドル)が日本でも発売される予定ですので、kindleの端末とサービスを見てから、改めてkoboTouchの購入を検討しても遅くはありません。 また、これは管理人の予想ですがAmazonのkindleの発売にあわせて、楽天からkoboVox(コボ ボックス)が発売されるのではないかと見ています。koboVoxは、koboのカラーモデルでアメリカ・カナダでは、昨年の11月に発売されています。海外でのkoboVox販売価格は199ドルなので、現在の為替レートで16000円程度、海外で99ドル(※)で販売されていたkoboTouchが日本で7980円で発売されたことを考えると、kindleに対抗するために15980円といった価格でkoboVoxが販売される可能性は高いと思います。 いずれにしても、これから年末にかけて日本の電子書籍市場は大きく盛り上がることになると思いますので、今後、機会があれば、kindleやkoboVoxなどのレビューも書いてみたいと思います。 それでは、管理人の駄評をここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。koboTouchの購入を検討されているみなさんの一助となれば幸いです。 2012年7月23日 本・書籍通販検索管理人
更新履歴 2012年7月25日:電子ペーパーの解像度の記述に注釈を追加。付記としてkoboイーブックストアとその取り扱い書籍数に関する解説と、koboのリンク集を追加。目次を追加 付記その1 - koboイーブックストアと取り扱い書籍の数についてここでは、本稿では触れなかったkoboイーブックストアと、ストアの取り扱い書籍の数について補足の説明をさせて頂きます。koboイーブックストアは、koboTouchで読み込み可能なEPUB形式やPDF形式の電子書籍を販売するオンラインストアです。 kobo用の電子書籍は、デスクトップアプリから検索・購入するのが本来の使い方だと思いますが、本稿で述べた通り、現状デスクトップアプリの使い勝手が悪い為、ブラウザを使ってオンラインストアで検索・購入した方が良いと思われます。 実際、デスクトップアプリでは表示されない、発売日等の情報もオンラインストアの方では表示される上、前のページに戻ることも問題なくできる為、少なくとも本の検索する場合は、オンラインストアで検索した方が良いでしょう。 また、オンラインストアでは、検索キーワードを空欄にして検索することで、ストアの取り扱い書籍数を調べることが可能です(デスクトップアプリでは空欄で検索はできない)。ストアの検索窓のテキストボックスを空欄のまま検索ボタンを押すと、検索結果画面に「2575341件」と表示されます。 この「2575341件」は、洋書を含めたすべての言語の件数になりますので、ここから画面左列の「検索結果を絞り込む」の欄の「言語」で「日本語」を選択します。すると、検索結果画面に該当の件数として「19430件」と表示されます。この、「19430件」がこの記事を書いている2012年7月25日時点での日本語に対応した電子書籍の取り扱い点数ということになります。 なお、この「19430件」には、無料で読める青空文庫の電子書籍も含まれているので、ここからさらに有料作品を対象に絞り込みを行います。検索結果画面の「フィルター」というプルダウンメニュー内に「無料作品のみ表示」というメニューがありますのでそれを選択すると、検索結果画面に「12537件」と表示されます。つまり、「19430件」のうち「12537件」が無料作品であり、購入可能な有料作品は19430件-12537件で「6893件」ということになります。 23日に本稿を書いた時点では、出版社名による検索からかなり少ないと推定しましたが、「6893件」というのは、実際かなり少ない取り扱い書籍数と言っていいでしょう。参考までに、ソニーのreaderStoreの取り扱い書籍数が5月末時点で約5万5000点(SonyReaderの公式サイトの記述より)ということなので、他の電子書籍販売サイトと比べても大きく見劣りする取り扱い点数であることは間違いありません。 付記その2 - kobo公式サイトリンク集koboTouchの公式サイトやマニュアルのリンク集です。koboの購入を検討されている方や、koboの使用方法や操作で困っている方は、まずは、下記公式サイトやマニュアルを一読することをお勧めします。 楽天kobo (http://kobo.rakuten.co.jp/) koboイーブックストア (http://rakuten.kobobooks.com/) koboヘルプページ (http://kobo.faq.rakuten.ne.jp/) koboTouchUserGuide.pdf (http://kobo.faq.rakuten.ne.jp/euf/assets/images/rakuten/koboTouchUserGuide.pdf) koboTouchのインターネット上のレビュー記事をリンク集として「まとめ」たページを新設しました。管理人のレビューでは物足りないという方や、もっとkoboを知りたいという方は下記「まとめ」ページをご一読ください。 koboTouch(コボタッチ)レビュー記事のまとめ (http://book.tsuhankensaku.com/review/kobotouch-matome.html) |
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